痛み止めの概念がかわってきています
以前は、、、
ケガをしたときや疾患のために痛みがある場合、痛み止めが用いられてきました。
痛みの原因が炎症によるものの場合、抗炎症作用のある痛み止めが用いられ、主に、通常痛み止めとして処方されてきました。
効果は?
もちろん効果はあります。ただし、、、炎症が痛みの原因である場合です。
痛み止めが効かないんですけど、、、
痛み原因は?
痛みのが急な場合(急性)、長く続く場合(慢性)
痛みの原因の種類
- 侵害受容性疼痛(通常のケガや変形性関節症、一般的な腰痛など)、
- 神経障害性疼痛(いわゆる神経痛のたぐい)
- 侵害受容性疼痛や神経障害性疼痛にも当てはまらない場合など
痛みの原因をご理解いただく
整形外科の痛みの場合、私はまず痛みが出た原因を探り、なぜ痛みが出るかを患者様にご理解いただき、痛みが出ないような日常生活指導が主だと考えています。しかし仕事のことや生活のことを考えると、薬物療法に頼ることも必要になってきます。
痛み止めはよくないんですか?
結論
適切に使えば問題ありませんが、、、
痛みをごまかしたり、麻酔薬ではありません。痛みの原因に作用します
何が問題ですか?よくないと聞いていますが、、、 NSAIDs(非ステロイド性抗炎症剤)の場合
- その薬にアレルギーがある場合(もしくは既往歴)
- 胃腸障害
- 腎機能障害
- 薬疹(全身に薬で発疹がでる。NSAIDsに比較的多い印象)
- 循環器関連
- 多他剤との組み合わせ
- etc
最近は胃腸障害がかなり抑えられたタイプや、腎機能に問題がないかを採血結果で確認したり、上記に注意し期間を守って服用すれば、得られるメリットの法が大きいので必要時は利用しても良いのではと考えます。
むしろ継続して服用できるタイプがあります
侵害受容性疼痛以外の場合当てはまることが多いです。